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仮想通貨の世界では、市場の値動きを見るだけでなく、トレーダー同士が使う専門用語や板情報の読み方を理解することが重要です。これらを知っておくと、市場の動きをより正確に把握でき、投資判断の精度も上がります。今回は、よく使われる操盤用語と板情報関連の用語を整理し、初心者でもわかりやすく解説します。 1. 操盤用語の解説洗盤(ウォッシュアウト)「洗盤」とは、大口投資家やマーケットメーカーが意図的に価格を動かし、市場心理を揺さぶって弱気な投資家を排除することを指します。
例:急な価格変動で小口投資家が売りに走る状況。主力が上昇トレンドを仕掛ける前に、安定した保有者だけを残すために行われます。 拉升(プッシュアップ)「拉升」は、大口や機関投資家が資金を投入して価格を急上昇させる行為です。目的は市場参加者を呼び込み、さらに価格を押し上げて利益を確保することです。 砸盘(プレスダウン)「砸盘」は、大量の売り注文で価格を急落させる行為です。市場に恐怖感を与え、他の投資家に売却を促し、低価格でさらに多くの通貨を取得するために行われます。 割韭菜(チャイナリテラルでいう「草刈り」)「割韭菜」は、大口資金が偽のシグナルを出して初心者を高値で買わせ、下落させて利益を得ることです。韭菜(リュウサイ)は「市場を知らない小口投資家」の比喩です。 控盘(コントロール)「控盘」とは、大口や機関が市場の流通量をコントロールして価格を操作することです。短期的に価格を上げたり下げたりして、意図した利益を得ることを目的とします。 2. 板情報(オーダーブック)関連用語買い注文・売り注文買い注文(Bid):指定価格で購入したい注文 売り注文(Ask):指定価格で売却したい注文
買値が高く、売値が低いほど成立しやすくなります。 板の深さ(Depth)市場の買い・売り注文の量を示します。深さがあるほど流動性が高く、価格の安定性も増します。片方に注文が集中している場合、価格変動の兆しとなることがあります。 撤回注文(キャンセル)提出した注文を自分で取り消すこと。戦略変更や市場の急変に対応する際に使われます。 吃单(約定消化)大量の注文が短時間で消化されること。買い注文が消化される場合も売り注文が消化される場合もあり、市場の強弱を示すサインです。 掛け注文(指値注文)指定価格で購入または売却する注文。市場価格より高め/低めに設定されることが多く、成立は市場の流動性次第です。 瞬間約定市場で注文がすぐに消化される状況。大口の資金が入った場合や、短時間で大きく動いた場合に起こります。 成行注文と指値注文成行注文:現在の市場価格で即時に取引 指値注文:希望価格に達した時だけ取引
成行は速いが価格は不利になることがあり、指値は時間がかかるが価格をコントロール可能です。 3. 用語を活かした取引のコツ板の深さを観察板情報は市場の需給バランスを判断する指標です。片側の注文が極端に多い場合、価格がその方向に傾く可能性があります。 資金の流れを追う「吃单」や「掛け注文」の動きで、どちらに資金が集まっているかを判断できます。買い注文が売り注文を消化している場合は上昇傾向、逆の場合は下落傾向のサインです。 拉升・砸盘に注意短時間で大きな上昇や下落がある場合、大口の操作の可能性があります。特に出来高が伴わない場合は注意が必要です。 割韭菜に注意急騰・急落の際に感情で判断すると損失につながります。冷静に、盲目的な追従は避けましょう。
市場の動きや注文板を正しく理解すれば、投資判断の精度が格段に上がり、リスクもコントロールしやすくなります。仮想通貨取引はただの値動きゲームではなく、情報を読み解く力が利益に直結する世界です。
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