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株や仮想通貨をある程度取引していると、誰もが一度は**「ギャップ(窓)」という言葉を聞いたことがあるはずです。
「ギャップはいつか埋まる」と言う人もいれば、「埋まらない方が強い」と言う人もいます。結局どっちが正しいのか?今日はこのギャップ理論と埋め戻しの法則**をわかりやすく解説しつつ、実戦で使えるローソク足の小技も紹介します。
① ギャップとは?
ギャップとは、ローソク足チャート上で取引が行われなかった空白の領域のことを指します。
例えば、前日の高値が1000円で、翌日の安値が1100円にいきなり跳ね上がった場合。この100円の間に取引がなかったら、それは上方向ギャップです。
逆に価格が急落すれば下方向ギャップとなります。
ギャップが出るということは、市場で何らかの突発的な動きがあったことを示し、資金の勢いが一気に動いたサインです。
② ギャップの種類
1. 普通ギャップ
横ばいのレンジ相場や小さな値動きで出ることが多い
小さく、数日で埋まることが多く参考にはなりにくい
2. 突破ギャップ
重要な抵抗線やサポートラインを抜けるときに出現
出来高を伴うことが多く、トレンドの始まりを示す
短期では埋まらない
3. 継続ギャップ(中継ギャップ)
上昇・下降トレンドの途中で発生
相場の勢いが加速していることを示す
出現後もトレンドが継続することが多い
4. 減速ギャップ(終焉ギャップ)
トレンドの最後に主力が大きく動かして作る
トレンドのピークや底を示すことが多く、その後大きく反転することも
③ ギャップは必ず埋まる?
多くの人が気になる質問です。
答えは:ほとんどは埋まるが、すぐではない
普通ギャップ:ほぼ埋まる、期間も短い
突破ギャップ/継続ギャップ:短期では埋まらず、強い銘柄は数か月、場合によっては埋まらないことも
減速ギャップ:トレンド終了後に比較的早く埋まる
ポイントは、ギャップが埋まるかどうかではなく、そのギャップがどのタイプかを見抜くことです。
④ 実戦で使えるローソク足の小技
1. ギャップ+出来高=強いサイン
ギャップと出来高増加が同時なら大口資金が動いている証拠
トレンドが続きやすい
2. 出来高少+埋まらない=強い銘柄
高値で出来高少なくギャップを埋めない銘柄は、主力がポジションをコントロールしている可能性
さらに上昇の余地あり
3. 複数ギャップの連続埋め=注意サイン
価格が過去のギャップを何度も埋め始めたら、上昇力が弱い
ポジション調整や防御策を検討
4. ギャップ位置はサポート/レジスタンスになる
上方向ギャップの底は次のサポートになりやすい
下方向ギャップの上端は次のレジスタンスになることが多い
位置を意識するだけで、転換点を事前に予測しやすい
⑤ まとめ
ギャップは市場心理の**“爆発点”であり、主力の“痕跡”**でもあります。
しかしギャップは万能ではなく、ただ見るだけでは意味がありません。どの段階で出たか、出来高はどうか、トレンドは継続するかを合わせて判断することが大切です。
ギャップが「勢いを作るもの」なのか、「最後の狂騒」なのかを見極められれば、ローソク足チャートの理解はぐっと深まります。
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