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仮想通貨の世界では、プロジェクト側が資金を持ち逃げする、いわゆる「ラグ(Rug Pull)」が、もはや珍しいことではありません。
多くの投資家が将来性を信じて資金を入れたものの、気づけば運営が姿を消し、残されたのは失った資金と深い後悔だけ……。 特に初心者は、派手な謳い文句や豪華なロードマップに騙されやすく、結果として悪質プロジェクトの餌食になってしまうことがあります。
そこで今回は、見研フォーラムが過去の代表的な「逃亡案件」をまとめ、どのプロジェクトが最も“やらかした”のかを振り返ります。 1. PlusToken(プラストークン)もし「歴代最悪のラグ」を挙げるなら、PlusTokenは確実にトップクラスです。 PlusTokenは、かつて“高利回りを提供する世界最大級の暗号資産ウォレット”として宣伝され、数百万人のユーザーを獲得しました。しかしその実態は、典型的な高利回りを餌にしたポンジスキーム。 2019年7月、突然プロジェクト側が消失。
推計数十億ドル相当の資金が持ち逃げされ、市場全体にも大きな混乱をもたらしました。 総評:
歴史に残る大型詐欺案件。投資家の心に深い傷を残した象徴的なラグです。 2. BitPetite(ビットプチ)BitPetiteは「AIと自動売買による高利回り投資」を謳い、多くの初心者を惹きつけたプロジェクトです。 初期には小額の配当を出して信用を獲得。しかし徐々に出金が遅延し、最終的には公式サイトが消失。
“利益配当”は単なる別の投資家からの資金であったことが明らかになりました。 総評:
規模こそPlusTokenほど大きくないものの、典型的な高利回り詐欺。初心者を中心に大きな被害が発生しました。 3. OneCoin(ワンコイン)OneCoinは、“独自ブロックチェーンを持つ革新的な仮想通貨”を自称していました。しかし、最も致命的なのは 実際にはブロックチェーンが存在していなかった 点です。 創設者ルジャ・イグナトヴァは世界中で大規模な勧誘ネットワークを築き、投資家から資金を吸い上げた後に失踪。
数十万人の投資家が被害に遭ったとされ、世界史上最大級の暗号資産詐欺と言われています。 総評:
ブロックチェーンすら存在しなかった“究極の詐欺”。世界的に悪名高い案件です。 4. BitPetite(別バージョン)※記事の原文に2回出てきていたため、そのまま掲載します。 こちらのバージョンでは「スマートコントラクトによるDeFi」を謳っていました。投資パッケージを購入して運用益を得るという仕組みでしたが、出金が止まり、運営が消失。 総評:
手口は典型的。高利回りを餌に資金を吸い上げ、最終的に逃亡。 5. MT.Gox(マウントゴックス)歴史上もっとも衝撃的な事件のひとつ。
日本・東京に拠点を置いていた世界最大のビットコイン取引所MT.Goxは、2014年に「ハッキングにより85万BTC消失」と発表し破綻。 真相はいまだに議論がありますが、杜撰な管理、内部不正疑惑など、多くの闇を残しました。 総評:
業界全体の信頼を大きく揺るがした事件。今でも影響は残っています。 6. WoToken(ウォートークン)WoTokenは、PlusTokenの“姉妹版”と言われるほど仕組みが酷似していました。 “高利回りのウォレットアプリ”として多くのユーザーを集めましたが、やがて出金が不可能となり、運営が消失。
結局その実態はPlusTokenと同様のポンジスキームであることが判明。 総評:
PlusTokenと並ぶ悪質プロジェクト。大量の投資家が被害に。 ◆まとめプロジェクトの成長シナリオや豪華なロードマップがどれだけ魅力的でも、
「高利回りを保証する」プロジェクトほど危険 なのは今も昔も変わりません。 仮想通貨市場には革新的な技術も数多く存在する一方、悪質なプロジェクトも依然として潜んでいます。 見研フォーラムでは、投資家の被害を減らすため、今後も最新の情報と注意喚起を発信していきます。
投資を行う際は、十分なリサーチと冷静な判断を心がけましょう。
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