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暗号資産市場で長く取引している人なら、ひとつの真理を知っています。
「大口の資金についていくことこそ、生き残る鍵」 です。 しかし、個人投資家の動きやK線だけでは、大口や機関、主力の動きはすぐには見えません。そこで役立つのが Tickチャート です。Tickチャートを読めば、彼らが静かに仕込むタイミングを事前に察知できることがあります。 今回は、Tickチャートとは何か? そしてそれを使って機関投資家の動きを見抜く方法 について解説します。 1. Tickチャートとは?なぜK線よりも早く情報を反映するのかTickチャートはシンプルに言うと、「実際に成立した取引ごとに描かれるチャート」 です。時間軸や価格帯でまとめるのではなく、一つ一つの約定が連なった「市場の鼓動図」と考えると分かりやすいです。 そのため、大口が市場に入るときの「まとまった買い」「掃けた売り」などは、Tickチャートで最初に露呈します。 2. 機関投資家が入るときの典型的なサイン① 連続した大口約定、リズム感あり通常、市場の取引は大小が入り混じり雑然としています。
しかし、Tickチャートで 連続して大口の買い注文が一定のリズムで数十秒~数分間続く 場合、個人投資家がやることではなく、機関が分割購入している可能性が高いです。 ② 価格は上がらないのに出来高が増え、買い主体Tickチャートでは、約定が買い主体か売り主体かも判別可能です。
価格が上がらないのに買い主体が多い場合、それは主力が静かに仕込んでいる証拠です。市場に気づかれないよう、価格を上げずに買い集めています。 ③ 突然売り板を掃く、短時間でジャンプTickチャートでは各約定の位置がはっきり分かります。
売り板が厚いのに突然大口が数回で売り板を掃き、価格が瞬間的にジャンプする場合、主力が買いを吸収し始めたか、市場深度を試している行動と考えられます。 3. 板情報と組み合わせるとより精度アップTickチャートは「過去の約定の記録」、板情報は「現在の注文の意図」です。
両方を合わせて見ると、主力の真意が見えやすくなります。 → 主力が静かに買い集めていることを示します。 板情報:買い板が薄い Tickチャート:大量の買い主体注文が入る
→ 主力が相場をコントロールしながら静かに仕込んでいるサインです。 4. 実戦例:横ばい相場でのサイン例えば、あるコインが一定レンジで横ばいのとき、見た目は動きがなくても、Tickチャートを見ると毎日決まった時間帯に連続大口買いがあり、出来高は通常の数倍。価格はまだ大きく動かない。 これは典型的な 「暗黙の仕込み(バックグラウンドでの吸収)」 です。
後日、ニュースや相場の共鳴タイミングで急上昇することが多く、事前にTickチャートで察知できれば低位での仕込みチャンスになります。 5. まとめ:Tickチャートは資金動向の拡大鏡多くの投資家はK線しか見ていませんが、それはあくまで 「まとめた図」 に過ぎません。
主力の動きを掴むには、Tickチャートこそ現場の生の記録 です。 特に大口資金が入るとき、機関は「静かに、規則的に」動くことを好みます。そのリズム感こそ、Tickチャートが最も見抜きやすいポイントです。
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