|
「チェーンゲーム」と聞くと、多くの人はまず「遊びながら稼ぐ」というイメージを思い浮かべるでしょう。しかし、本当にそれだけでしょうか?今回はゼロから解説していきます。チェーンゲームとは何か、どのようにして人気になり、そして現在どのような状況になっているのかを見ていきましょう。 1. チェーンゲームとは?遊びながら稼げるの?チェーンゲーム(正式名称:ブロックチェーンゲーム、英語では GameFi = Game + Finance)とは、ゲームとブロックチェーン技術を融合させたゲームのことです。最大の特徴は、ゲーム内で手に入れたアイテムや成果が、単なるゲームデータではなく、実際にあなたの資産として所有できるという点です。さらに、それを売買してお金に換えることも可能です。 例を挙げると、従来のオンラインゲームで伝説の武器を手に入れても、それはサーバー上のデータに過ぎず、売却するには公式プラットフォームを通す必要があります。しかしチェーンゲームでは、その武器がNFTとしてブロックチェーン上に存在し、所有権はあなたに帰属します。誰も奪うことはできず、OpenSeaやLooksRareといったNFTマーケットで自由に取引できます。 2. GameFiはどうやって人気になったのか?GameFiが爆発的に注目された背景には、いくつかの重要なステップがあります。 初期の萌芽:CryptoKitties2017年、CryptoKittiesというチェーンゲームが暗号資産界隈で話題になりました。プレイヤーは仮想の猫を購入・売却・繁殖できるゲームです。これはゲーム資産をNFTで表現した最初期の試みの一つで、シンプルなゲーム性ながら概念が斬新で、サーバーが一時的に過負荷になるほどの人気を集めました。 Play to Earn(P2E)モデルの爆発:AXIE Infinity2020年、パンデミック中の東南アジアでは、多くの人がAXIE Infinityをプレイして生活費を稼いでいました。このゲームは「バトル → 資産生成 → トークン販売 → 現金化」という仕組みを完成させ、P2E(遊んで稼ぐ)がGameFiの代名詞となりました。この成功を受け、多くのプロジェクトが同様のモデルを模倣し、GameFiは初の大ブームを迎えました。 百花繚乱から泡沫崩壊まで2021年はGameFiのピークであり、最も狂乱の時期でもありました。ありとあらゆるチェーンゲームが登場し、ほぼ何でも「マイニング」できる状況でした。しかしすぐに問題が露呈します。 結果として、多くのGameFiプロジェクトは崩壊し、泡沫が破れました。 3. チェーンゲームの問題点はどこにあるのか?GameFiは一見魅力的ですが、多くのプロジェクトは**本当のゲーム作りをせず、資金集めを目的とした「マネーゲーム」**になっています。主な問題点は以下の通りです。 ゲーム自体が面白くない → 誰も真剣に遊ばない トークン設計が不合理 → 価格が下がると誰も遊ばなくなる 開発が継続されない → プロジェクトが資金集め後に放置 新規ユーザー資金に依存 → 既存プレイヤーが損をする
つまり、多くのプロジェクトはP2Eを「稼ぐ道具」として扱い、持続可能なゲーム作りをしていないのです。 4. 現在のGameFiに未来はあるのか?過去の急騰と暴落を経て、GameFiは完全に死んだわけではなく、より理性的な軌道に戻りつつあります。現在の新しいトレンドは以下の通りです。 「遊べるゲーム」に回帰Big TimeやIlluviumのように、アートやゲームプレイ自体に力を入れるプロジェクトが増えています。 「持続可能な経済モデル」の模索双トークン方式やNFTの限定供給、オフチェーン収益の導入などで、より長期的に安定した経済モデルを構築する試みがあります。 Web2 × Web3 の融合従来型ゲームスタジオもブロックチェーンを取り入れ始めています。例えば、ゲーム内スキンをNFT化し、プレイヤーが自由に取引できる仕組みなどです。
未来のGameFiは「1時間遊んで100円稼ぐ」といった短期報酬型ではなく、**「遊んで楽しめる、かつ資産を実際に所有できる」**新しいエンターテイメント&資産体験に変化していくでしょう。
|